長野ビールのおいしさの秘密とは?観光旅行におすすめのイベントやブルワリーを紹介

長野ビールのおいしさの秘密とは?観光旅行におすすめのイベントやブルワリーを紹介

長野県はビールが有名ということをご存知でしょうか。長野県はビール造りに最適な環境が整っており、非常に特徴的でおいしい商品が多数存在しています。

この記事では、そんな長野ビールについて、その味わいだけではなく県内で開催されているイベントから有名ブルワリーまでを一挙に解説します。

目次

長野県はビールが有名ということをご存知でしょうか。長野県はビール造りに最適な環境が整っており、非常に特徴的でおいしい商品が多数存在しています。

この記事では、そんな長野ビールについて、その味わいだけではなく県内で開催されているイベントから有名ブルワリーまでを一挙に解説します。

  

長野ビールのおいしさの秘密とは?

 

 

長野県は南北に長く、四方を標高の高い山々に囲まれているという地理的特徴を持ちます。日本アルプスとも称される山々から流れる豊富な伏流水を持つことから、日本酒の名産地としても広く知られています。


このような自然豊かな環境は日本酒造りだけではなく、ビール造りにおいても有利であり、現在長野県は日本国内におけるクラフトビールの一大産地として注目されています。また、国産ホップの産地としても知られているなど、ビールを生み出す環境が整っています。


長野はビール造りに最適な環境がある

 

 

長野県を取り囲む壮大な山々、南北に広がる広大な県域、そして大きな標高差といった自然環境は、ビール醸造にとって非常に有利な要因となります。ビール造りに綺麗な水が必要であることは言うまでもありませんが、ビールの原料として使用されるホップ栽培も冷涼な気候が好ましいとされています。


「信州早生」と呼ばれるホップは大正時代に長野県で誕生しており、国産ビール醸造の拠点として昭和初期まで活躍していました。


そして、現在クラフトビール市場の盛り上がりによって、再び長野県産ホップへの注目が集まっています。


長野のビールの特徴

クラフトビールとは「小規模な醸造所が造る個性的なビール」を指す名称です。


クラフト(craft)とは「技術」、「職人技」といった意味合いを持つ英語であり、その土地に適した技術や職人が造るビールという意味合いでクラフトビールという名称が利用されます。


市場に広く普及しているビールと比較して、長野県のクラフトビールは地元の「りんご」や「お米」、「ホップ」を原料に使用していることが一般的。結果として、その場所でしか生み出せないクラフトビールが数多く存在しているのです。


また、長野県の広大な土地を活かし、ブルワリー(醸造所)のすぐそばに宿泊施設や観光地が併設されていることもあり、五感で風土を楽しめるという、素晴らしい環境が整っています。


クラフトビールは地域の特性が反映されるため、多様な味わいを楽しめます。一般的なビールは麦芽、ホップ、酵母、水を主な原料とします。


麦芽は大麦の発芽物で、ビールの香味と色に影響を与えます。ビールの味わいにつながる「苦味」は、使用されるホップに由来し、ホップは苦味と共に爽快感、キレ、泡立ちをもたらします。


また、酵母が生成する「エステル香」と「有機酸」も重要な要素で、アルコール発酵に欠かせません。これらの有限な原料を通じて、多彩な味わいを表現することがビール造りの魅力です。


のどごし


ビールの味わいを表現する時、「のどごし」という単語が頻繁に使用されます。


この「のどごし」とはビールを飲んだ際に感じる、喉への刺激を表す表現です。


ビールにはアルコール発酵によって生成される二酸化炭素が豊富に含まれており、一般的な炭酸飲料と同様の刺激が味わえます。


その炭酸にくわえて、原料由来のコクが合わさることで、独特の爽快感と清涼感が感じられるのです。

 

この味覚を総じて「のどごし」と表現し、「のどごしが良い」となればおいしいビールであることと同義になります。


また、見た目にも特徴的な真っ白い泡はビールの酸化を防ぐ役割を持ちます。


そのため、グラスに注いだ後でもビール本来の風味とのどごしを保ち、より長い時間楽しめるのです。

 

香り

 

ビールは基本的に冷やして飲むため、その他アルコール飲料と比較して香りが強いとはいえません。しかし、泡越しに感じられる香りに加え、飲んだときに感じられる含み香など、ビール特有の香りは存在しています。


基本的にビールの香りは麦芽を乾燥させる時の温度によって変化し、カラメル、カカオといった複雑な香りを生み出します。


さらに、使用するホップによっても柑橘系のフルーティーな香り、スパイス系の刺激的な香り、青い草花のような若々しい香りも表現できます。


また、アルコール発酵途中に酵母が生み出すエステル香によっても、バナナやパイナップルといったフルーツ系の香りが発生します。


このように原料由来の複雑な香りが調和することで、ビールそれぞれの個性が生まれるのです。


長野では多くのビールイベントが開催される

 

 

長野県内ではさまざまなビールイベントが開催されています。


2019年10月には、世界五大ビール審査会の1つである「インターナショナル・ビアカップ2019」が松本市で開催されるなど、大きな盛り上がりをみせています。


そんな長野県のビールイベントについてご紹介します。

 

  • クラフトビールフェスティバルin松本
  • クラフトビアマルシェin白馬
  • 長野クラフトビール&フードフェス
  • SNOW MONKEY BEER LIVE

 

クラフトビールフェスティバルin松本


「クラフトビールフェスティバルin松本」は、2014年から開催されている人気のビールイベント。


2014年から開催されており、本イベントをきっかけとして「松本産のビールを造ろう」という気運が高まっていきました。


その結果、2016年には「松本ブルワリー」が地元の有志によって設立されるなど、松本のクラフトビールを語るうえで欠かせないイベントとなっています。


松本城公園内という素晴らしいロケーションで4日間行われ、90種類以上のクラフトビールが醸造所から新鮮な状態で届けられます。また、信州各地のフードも同時に楽しめるとして人気を博しています。


クラフトビアマルシェin白馬


「クラフトビアマルシェin白馬」は、長野県を中心としたクラフトビール会社が集結するイベントであり、各地の商品が飲み比べできるとして人気。北アルプスの麓に位置する白馬村で毎年6月に開催されており、生産者と消費者を結びつけるマルシェのような役割を果たしています。


生産者の顔が見える安心感、ブルワリーがビールに込める思いやこだわりを直接感じられるイベントとして、毎年多くの来場者で盛り上がります。


地元である白馬村からは「Hakuba Brewing Campany」が参加しており、地域の魅力を発信しています。


6月の冷涼な気候の中、長野県のクラフトビールを楽しみながら音楽イベントやワークショップに参加することも可能になっています。


長野クラフトビール&フードフェス


「長野クラフトビール&フードフェス」は長野駅東口公園で開催される、長野県産クラフトビールやワインが楽しめるイベントです。


また、大手ビールメーカーが販売するクラフトビールも出店するなど、さまざまな楽しみ方ができるイベントとして人気を博しています。


おつまみも豊富であり、厳選した食材を使用したおつまみ、軽食など、ビールとの相性抜群なフードも楽しめます。


SNOW MONKEY BEER LIVE


「SNOW MONKEY BEER LIVE」は、毎年3月に志賀高原にて開催されているイベントです。


2012年に「冬のスキー場でビールと音楽」という面白いコンセプトで始まった本イベントは、現在国内トップレベルのクラフトビールが楽しめるイベントとして大きく成長しています。


個性豊かなクラフトビールのように、さまざまなアーティストのパフォーマンスも魅力の1つであり、ビールを楽しみながらライブを楽しめます。


ブルワリーによっては本イベントのために限定、もしくは新作ビールを用意して参加することもあり、その豊富なラインアップも本イベントの盛り上がりを支えています。


長野にはビール醸造所(ブルワリー)が19もある

 

 

2023年現在、長野県には19軒のブルワリーが存在しています。この数は全都道府県の中でも第5位であり、2018年には新たに4つのブルワリーが誕生しました。この成長の背後には、1994年の酒税法改正が影響しています。


酒税法改正により、ビールの最低醸造量が2,000キロリットルから60キロリットルへと大幅に緩和されました。


これにより、小規模事業者でもビールの製造が容易になりました。2018年には酒税法が再び改正され、麦芽比率の引き下げや副原料の幅広い使用が認められました。


これらの変化により、長野県のビール市場は今後も一層盛り上がることが期待されます。地域の個性や特産品を活かした多彩なクラフトビールがさらなる注目を浴びることでしょう。

長野発祥で人気の「よなよなビール」とは

 

 

長野県のクラフトビールシーンで際立つ存在として、「よなよなビール」は外せません。このブランドは、軽井沢町に拠点を置く「ヤッホーブルーイング」が展開するもので、日本のクラフトビール市場を長年にわたりリードしてきました。1997年に創業し、新しいビール文化を提案してきた歴史を持っています。


特に「よなよなエール」は、設立から現在まで一貫して人気を集め、クラフトビールの代名詞とも言える知名度を築いています。


また、「水曜日のネコ」のような女性向けのビールや、クラフトビールの中でも特に苦味が際立つ「インドの青鬼」など、多彩な個性を持つビールも提供しており、幅広い層に支持されています。


ヤッホーブルーイングの意味は?


「ヤッホーブルーイング」という社名も非常に個性的であるといえるでしょう。この社名の由来は山登りなどでよく叫ばれる、「こだまのヤッホー」に由来しています。


ブルワリーから全国のブールファンへ向けて、「ヤッホー!おいしいビールができたよ、飲んでくださーい!」という意味が込められているのです。


このように、遊び心あるヤッホーブルーイングだからこそ、多種多様で個性的なクラフトビールの展開が実現しているのかもしれません。

 

創業者は誰?


ヤッホーブルーイングの創業者は、リゾートホテルや宿泊施設の再生を手掛ける「星野リゾート」代表である星野佳路氏。


現在の代表は井手直行氏ですが、星野氏が入社を打診したことから現在の体制に繋がっているのです。


国内クラフトビールにおいては業界最大手のヤッホーブルーイングですが、こういった経営陣の存在が背景にあると思えば納得できます。


主な商品は?

 

 

ヤッホーブルーイングでは多種多様なクラフトビールが販売されていますが、なかでも「よなよなエール」「銀河高原ビール」「軽井沢高原ビール」は有名です。


1997年に登場したよなよなエールは、まさにクラフトビールを代表する銘柄。


グレープフルーツを連想させるフルーティーな香味は、ビールを飲み慣れていない方でも美味しく飲めるでしょう。


また、銀河高原ビールは苦味を抑えた自然なまろやかさが魅力の商品。数々の賞を受賞している、全国的にも人気の高い銘柄です。


そして、軽井沢高原ビールは「軽井沢を愛する気持ちから生まれた、軽井沢を愛する人のビール」として地元で愛され続けています。


それぞれの銘柄は下記商品ページにて購入可能ですので、ぜひご自宅で長野のクラフトビールを味わってみてください。


よなよなエールのお取り寄せはこちら

 

軽井沢高原ビールのお取り寄せはこちら



まとめ


長野には自然豊かな環境を活かした、個性的なクラフトビールが多数存在しています。


ブルワリーの数は19軒と全国でも第5位の数を誇り、中には日本のクラフトビール市場を牽引するヤッホーブルーイングという大手企業もあります。


まさに国産クラフトビールの中心といっても過言では無い長野県内では、毎年各地でクラフトビールを楽しめるイベントも開催されています。


ぜひ一度長野県を訪れ、風土を感じながらクラフトビールを味わってみてください。

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