手土産に選ぶ日本酒のマナーとスタイル~大人のたしなみ~

手土産に選ぶ日本酒のマナーとスタイル~大人のたしなみ~

目上の方のお宅や取引先へご挨拶に伺うとき、手土産を持参するのは大人のマナーのひとつです。手土産には「相手との関係をより良くしたい」という願いが込められています。自分のために時間を割いてくれた相手への感謝を具現化するものとして、手土産を持参すると良いでしょう。

その際、気持ちよく受け取ってもらうためにも、手土産のマナーを知っておくことが大切です。

この記事では、手土産に日本酒を贈ることを検討されている方に向けて、贈る際のマナーやおすすめのお酒をご紹介します。日本酒は、手土産として少々ハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、お酒好きの相手には大変喜ばれる贈り物になるでしょう。

目次

手土産で日本酒を贈る際に気をつけるマナーとは?

日本酒

 

手土産を贈る際の一般的なマナーとして「玄関先で渡さない」「袋から出して渡す」などが知られています。また「つまらないものですが」という言葉は古くからの決まり文句ですが、現在はあまり良いマナーとして捉えられていません。「お口に合うと良いのですが」「ほんの気持ちですが」といった優しい表現がおすすめです。


どのような手土産を贈る場合でも、相手への心遣いが大切になります。相手の年齢や好み、シチュエーションに合わせて贈り物を選び、適した包装・ラッピングを心がけましょう。


ここからは、日本酒を贈る際に特に留意したいポイントをまとめました。それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

 

その1、渡すシチュエーション(場所)に合わせる

一般的に、日本酒は重みのあるガラス瓶に入っています。割れ物であることと、それなりの荷物になるという理由から、出先や移動中に持ち運ぶのは難しい場合もあるでしょう。徒歩や交通機関を利用した移動が予想されるときは、日本酒のサイズや重さについて検討してください。


また、日本酒は神様へ納める「お神酒」として用いられたのがはじまりという説もあります。現代でも初穂料などでお神酒をお供えすることがありますよね。


このように、日本酒はお祝いの席に適した贈り物と言えます。一本のお酒をみんなで飲むことは「福を分かち合う」という意味もあり、就職祝いや還暦祝いなど、おめでたいシーンの手土産にはとてもおすすめできるアイテムです。

 

その2、贈る相手の趣味嗜好を考える

お酒を手土産にする場面は、プライベートシーンのほか、ビジネスシーンでも頻繁に起こります。例えば、上司の誕生日や同期社員の昇進祝いなどが挙げられるでしょう。


ただし、相手の好きなお酒の種類や、そもそも“飲める・飲めない”が分からない場合は注意してください。相手が日本酒好きであることが分かっているのなら問題ありませんが、知らない相手には、好みや制限事項(体質や体調など)を考慮する必要があります。


また、お祝いごとだからといって、無理に日本酒を選ぶことはありません。贈る相手の趣味嗜好に配慮しながら、手土産にふさわしいジャンルのお酒を贈るようにしましょう。

 

その3、相応な価格帯で選ぶ

手土産にすべき日本酒の価格相場は、その相手との関係性やシチュエーションによって大きく変動します。具体的には、身近な人へ贈る場合は2,000〜3,000円程度、目上の人など、やや良いものを贈りたい場合は5,000円前後がおすすめです。


特別なお祝いには10,000円程度の日本酒を検討することもあります。これくらいの予算があれば、日本酒の中でもワンランク上のものが選べるでしょう。


ただし、あまり高額な贈り物はかえって相手に気を遣わせる恐れがあるためご注意ください。手土産を受け取った人が心から喜んでくれるような、相応な価格帯のギフトを用意しましょう。

 

その4、適切な包装やラッピングをする

手土産には、その場に合った適切な包装・ラッピングも大切になります。例えば、日本酒らしさが漂う和風の包装紙を選べば、上品な見た目となるでしょう。渡す際は、手提げ袋や風呂敷から出して渡すのが大人のマナーです。相手から見て正面となる向きで渡すようにしてください。


特別なお祝いなど、改まった手土産にはのし紙をかけて贈りましょう。結婚祝いや出産祝いなど、それぞれのシーンに合わせたのし紙を選ぶことがポイントです。昇進祝いやお中元など、何度起こっても喜ばしいことには「もろわな結び(蝶結び)」、結婚祝いや快気祝いなど、何度も起こって欲しくないことには「結び切り」という帯結びを用いたのし紙をつけて贈ります。


ギフトBOXや包装紙を使い、ギフト配送も可能なお酒の通販サイトはこちら

長野酒|長野県の地酒・酒造の専門通販サイトNAGANOSAKE(ナガノサケ) NAGANOSAKE.JP

 

その5、贈る日本酒の基本的な情報は把握しておく

日本酒を手土産として贈る場合、その商品の基本的な情報は理解しておきましょう。


相手から品物について聞かれたとき、何も答えられなければ

「気持ちのこもっていない贈り物だ」

「よく分からない品物を手土産にしたのか」

と思われるかもしれません。種類や特徴のほか、銘柄や蔵元の情報についても合わせて確認しておくと良いでしょう。


日本酒は奥深く、原料やアルコール度数、造り方などさまざまな条件によって生み出されています。日本酒について全て理解することは難しくても、ちょっとした知識を蓄えておくことで話のネタにつながるはずです。相手に喜ばれるお酒を見つける手助けにもなるので、日本酒を贈ることを検討されている方は、ぜひ日本酒について調べてみてください。

 

その6、特別感のある日本酒を選ぶ

日本酒は、私たちの生活になじみ深いお酒となっており、スーパーやコンビニなどでも簡単に購入することができます。普段ご家庭で飲む際は、このような手軽に手に入れられる日本酒でも構いませんが、手土産などの贈り物を選ぶときには特別感のある日本酒を選びましょう。


例えば、希少価値の高い日本酒やご当地の人気商品などを選ぶと、より特別感が増します。日本酒で有名な地域や、日本酒の専門店に行けば見たことのないお酒に出会えるはずです。また、その土地に行かなくても、ネットショップから購入できる可能性もあります。さまざまな方法を用いて、贈り物に適した日本酒を探してみましょう。


贈り物におすすめの日本酒:特別な瞬間に飲みたい日本酒「BEYONDTIME 8年熟成酒」

 

手土産の日本酒は長野県産がおすすめ!

長野,長野県

 

どんな日本酒を手土産にしようか迷っている場合は、長野県で造られた銘柄の日本酒がおすすめです。


長野県は、県内に日本酒の酒蔵がおよそ80か所もあり、その数は全国第2位(令和4年9月1日時点)となっています。日本酒造りが盛んな地域であるからこそ、品質の高さや季節感を楽しむことができ、手土産などの贈り物に喜ばれるお酒に出会うことができるはずです。


長野県の日本酒が、お酒好きの人々の間で「高品質で美味しい」といわれ評判が高い理由として、次の3つが挙げられます。

  • 雪解け水をはじめとする清らかな水を使った日本酒が多い
  • 冷涼な気候と風土によって育てられた長野県産の酒米が使用されている
  • 冬場の寒冷な気候が日本酒造りに適している

水や酒米、気候など自然豊かな環境に恵まれた長野県では、上質な日本酒が次々と造られています。全国新酒鑑評会においては数々の金賞を受賞しており、例えば令和4年酒造年度では、長野県の日本酒16点が金賞を受賞しました。この金賞数は全国で3番目に多く、長野県が日本酒造りで高く評価された証にもなっています。


品質がお墨付きの長野県の日本酒は、手土産にふさわしいお酒と言えるでしょう。

長野県内56酒造が集まるお酒の専門通販サイト

naganosake

 

長野県は東京から新幹線を利用すればおよそ1時間半で到着しますが、なかなか訪れる機会がないという方もいるのではないでしょうか。


「長野県の日本酒を手に入れたいけど、買いに行く機会がない」という方は、NAGANOSAKE.JPがおすすめです。このサイトは長野県全域から厳選された日本酒を集め、オンラインショップとして販売しています。


NAGANOSAKE.JPに集まった日本酒の酒蔵はなんと44軒。ほかにもワインやビールを取り扱っており、ワイナリーは8軒、ブルワリーは6軒が参加しています(2023年12月現在)。サイト内には随時新商品がピックアップされ、人気商品はランキング形式で分かるようになっています。


手土産に日本酒を検討されている方は、ぜひ長野県のお酒を選んでみてくださいね。


長野酒|長野県の地酒・酒造の専門通販サイトNAGANOSAKE(ナガノサケ) NAGANOSAKE.JP

一覧に戻る