井筒ワイン

創業から土地に根ざしたワイン造りを貫く。日本のワインのオリジナリティと価値を追求し続けるワイナリー

〒399-6461 長野県塩尻市宗賀桔梗ヶ原1298-187

桔梗が原の地でヨーロッパ品種の栽培に力を注いだ本格派ワインの先駆者

日本ワインの先進地である、長野県塩尻の桔梗が原に井筒ワインはあります。

日本独特の棚仕立ての広大なブドウ畑が広がる中心に、レンガ色の三角屋根のワイナリーが目を惹きます。

井筒ワインの創業は、1927年(昭和2年)。井筒屋農園が醸造部門を開設したことに始まります。

1933年(昭和8年)には井筒屋葡萄酒醸造所を創業、地元産ぶどうのナイヤガラ、コンコードを用いた自社ブランド製品の醸造を開始しました。

現社長の塚原嘉章は、1956年(昭和31年)山梨大学の「ワイン科学研究センター」に研究生として入所、ブドウ栽培と醸造学などを学びました。

帰郷後、ナイヤガラとコンコードの栽培のみであった桔梗が原で、ヨーロッパ本来の醸造専用品種の導入にも力を注ぎ、100%国内産のワイン専用品種で1,000円代で売れる良質のワインを目標に数十種類におよぶブドウの栽培、醸造試験に取り組む中、安価で良質なワインの開発に成功しました。



桔梗が原ワインの代表品種である、最上質のメルロを丹精込めて醸造、樽熟成させた逸品「シャトーイヅツ」は、1997年リュブリアナ国際ワインコンクールで金賞を受賞し、世界に日本ワインの品質の高さを知らしめました。



自家栽培と契約農家のぶどうを100%使用。多彩なぶどうから生み出される、個性的なワインたち

井筒ワインは創業から今まで一貫して土地に根ざしたワイン造りを行っています。

原材料のぶどうは自社栽培を中心に100%地元産のものを使用し、醸造、瓶詰めまですべて行っています。

近年は、生産者の方たちの高齢化が進み、また、シャインマスカットを代表とした生食用の高級種の栽培に切り替える農家が増え、原材料の減少が問題になりつつあります。日本の農業というのは、いかに農家のひとりひとりが時間と労力をかけて支えてくださっているのかということを常に実感しています。と語るのは、代表取締役塚原社長。

生産者の方たちの労力を軽減し、生産性を保てるかを考えながら、創業から現在まで試験的な品種の栽培を含めて自社栽培を積極的に行っています。



また、日常的に楽しめる良質で安価な国産ワインとして、「イヅツワイン果報」シリーズ、最上級のメルロ種を地下倉のオーク新樽で長期貯蔵熟成させた「シャトーイヅツ」、酸化防止剤不使用の生ワインや、100%果汁ジュースなど幅広いラインナップを展開。

多彩なぶどう品種から、それぞれが持つ特徴を引き出す醸造法によって生み出される製品群には、内外から高い評価を得ているワインも多数あり、日本のワイナリーとしてオリジナリティと価値を追求し続けています。

日本のワイン造りはまだ始まったばかり。未来を見据え、生産者とともに歩む

生産者の高齢化の問題とか、気候の変化とかそういうものにはしっかり向き合っていかなければならないですね。

例えば、新しい品種の栽培とか収穫量の確保の仕方とかを考えています。

昔からやっていることと今もやっていることは、変わりません。ワインを真摯に造る。

変えるのではなくて、これまで通りに丁寧に品質の良いワインを提供し続けていく。

日本でのワイン造り自体がまだ発展途上、新たなところまで到達しているわけではないと思っています。

本当言うとある意味始まったばかりとも言えます。自分のやれることで、日本のワインの世界を広げていければと思っています。

おすすめの商品

塩尻市での自社及び契約農園で収穫されたメルロを醸造、オーク樽で約18ヶ月間樽熟成した

「井筒ワイン メルロー[樽熟]」。

オーク樽で長期間熟成により、メルロの持つ柔らかな味わいに更に深み、厚みが付加されています。

GI長野プレミアム認定品です。



・酸化防止剤(亜硫酸塩)含有

・内容量:720ml

・アルコール度数:12.5%

・赤・フルボディ(辛口)

井筒ワインのご案内

営業時間

平日 9:00~17:00

土日祝祭日 10:00~17:00

アクセス

電車

JR塩尻駅よりタクシーで5分

塩尻ICより車で7分

駐車場

普通車約30台(大型バス可)

設備

工場見学は行っておりません

アクセスマップ

井筒ワインでの取り扱い商品

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