日本酒初心者のための、銘柄選びガイド!おすすめの日本酒もご紹介

日本酒初心者のための、銘柄選びガイド!おすすめの日本酒もご紹介

日本酒は日本の伝統的なお酒で、味や香りが豊かで多彩です。しかし、初心者の方にとっては、どんな日本酒を選んだら良いか分からないことも多いでしょう。そこで、この記事では、初心者でも飲みやすくて美味しい日本酒のタイプとおすすめの銘柄をご紹介します。

プレゼントとして購入する際や、居酒屋で注文する場面にも役立つ情報ですので、ぜひ参考にしてください。

目次

日本酒初心者におすすめのタイプ

日本酒,初心者

 

日本酒と一言でいっても、実際にはさまざまなタイプが存在しています。基本的な部分ではアルコール度数、使用している原料などがそれぞれ異なり、当然ですが飲んだときの味わいも多種多様になります。

 

酒屋に足を運んだ時、膨大な商品数の中から目的に応じた日本酒を選択することは容易ではないでしょう。まずは次の5つの観点から、日本酒初心者の方におすすめのタイプをそれぞれ紹介していきます。

 

  • アルコール度数
  • 日本酒の種類
  • 味わい
  • 銘柄
  • 利用シーン

 

アルコール度数の低い日本酒を選ぶ

まず、日本酒の選び方において注目すべき点は「アルコール度数」です。通常、日本酒は仕上がり時におおよそ20度前後のアルコール度数となります。この状態で出荷されるのが「原酒」と呼ばれ、力強い風味と複雑な香りが楽しめるため、人気を博しています。

ただし、一般的には香味を調整するために原酒に水を加え、アルコール度数を15度前後に調整してから出荷されることが多いです。この工程を「加水」と呼び、これによって日本酒はおだやかな香りに変わり、飲みごたえのある滑らかな味わいを楽しむことができるようになります。しかし一般的な酒類の中でも、15度のアルコール度数は相当高い水準です。そのため、初めて日本酒を試す方には、できるだけアルコール度数の低い商品を選ぶことをおすすめします。中にはアルコール度数が10度以下の軽やかで甘みのある日本酒も存在し、これらも人気を集めています。

 

さらに、最近では技術の進歩により、原酒であってもアルコール度数を15度以下に調整した商品も登場しています。

 

日本酒の種類(特定名称)から選ぶ

 

日本酒は使用する原料に応じて「特定名称」と呼ばれる種類に分類されています。それぞれで味の特徴が異なりますのでイメージする味わいによって選択することも可能です。

 

コクがあり、口当たりやわらかな「純米酒」

「純米酒」はその名称の通り、「米と米こうじ」の2種類のみを原料に造られる日本酒です。醸造アルコールを添加しないため、米本来の柔らかくふくよかな口当たりが特徴的。

米の旨味を十分に味わえるため、さまざまな温度帯で楽しめる種類として人気です。

 

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フルーティーで香り豊かな「吟醸酒」

七笑

 

吟醸とは「吟味して醸す」という意味であり、蔵人の高い技術を活かして造られる銘柄です。「精米歩合60%」以下が吟醸酒を名乗る条件であり、これは原料米の40%以上を削り取ることを意味しています。

 

米に含まれるタンパク質、脂質を取り除くことで、非常に美しい酒質になることが特徴です。香りはフルーティーで華やか、味わいは雑味がなく非常にクリアで上品な銘柄が多くなります。

 

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すっきりと軽い「本醸造酒」

本醸造酒

 

「本醸造酒」は、軽やかで清々しい後味が特徴的な種類です。その淡麗な味わいと優れたキレから、食事との相性も抜群で、多くの人に愛されています。この種類は、日本酒の特徴が控えめであり、クセのないフラットな味わいを楽しむことができます。

 

どんな料理とも調和し、飲み物としての存在感を主張せずに楽しめるため、幅広いシーンに対応できる万能酒ともいえるでしょう。

 

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日本酒の味わいから選ぶ

味わい

 

日本酒にはさまざまな味わいが存在しており、その複雑性も魅力の1つ。一般的に表現される甘口、辛口に加えて、香りやより細かい味わいによって選択できるのです。それぞれの選び方について確認していきましょう。

 

甘口/辛口

日本酒の風味を表現する方法の1つに、「甘口」と「辛口」という2つのカテゴリがあります。この区分には、一般的に「甘い=糖分」という考えが関連付けられますが、日本酒における「甘み」はやや異なる側面を持っています。

具体的には、お米のでんぷんが麹によって糖に分解され、その糖分が酵母によってアルコールと二酸化炭素に変換されます。この発酵過程で酵母の働きを制御し、途中で停止させると、仕上がった日本酒には糖分が残り、「甘口」の特徴が現れます。ただし、この表現は単純ではなく、お米特有の旨味を感じる酒も「甘口」と評されることがあります。

対照的に、しっかりとアルコール発酵が進んだものは「辛口」と分類されます。近年は、辛口の日本酒も注目を集めており、その魅力は幅広い料理との相性の良さにもあります。

 

香りと味わいのタイプ

日本酒は味わいだけではなく、複雑な香りも魅力の1つ。米が原料であるとは思えないほど、多種多様な香味が現れます。「唎酒師(ききさけし)」や、「日本酒検定」を主催する日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会である「SSI」と呼ばれる団体は、日本酒の香りや味わいの分類を独自に提唱しています。

 

それぞれのタイプは大きく以下のようなタイプが想定されます。

 

  • 「爽酒(そうしゅ)」 :本醸造や普通酒といったさっぱりしたタイプ
  • 「薫酒(くんしゅ)」 :吟醸酒など香り高くフルーティーなタイプ
  • 「醇酒(じゅんしゅ)」:純米酒など米由来のふくよかさが味わえるタイプ
  • 「熟酒(じゅくしゅ)」:熟成による複雑な香味が味わえるタイプ

 

このように、さっぱりとした食事に合わせて楽しみたい場合は「爽酒」、こってりと味の濃い料理に合わせる場合は「醇酒」といったイメージで選択すれば、好みに近い日本酒を選択できるでしょう。

 

銘柄で選ぶ

大信州

 

日本酒の世界には、数々の「銘柄」が存在します。これは商品名やブランド名とも言えるもので、日本酒に詳しくない方でも耳にしたことがある銘柄が見つかるかもしれません。知名度の高い銘柄を選ぶと、失敗のリスクを大幅に軽減できます。

お気に入りの銘柄を見つけたら、酒店の専門スタッフに相談してみるのも良いでしょう。好みの銘柄を伝えれば、似た傾向の日本酒を提案してくれるはずです。

このように、銘柄名から選択すると日本酒選びが簡単になります。同じ銘柄は、原料や醸造家が同じであることが多く、味わいの特性も共通することが多いからです。

 

日本酒選びに迷ったら、銘柄名から選んでみてください。

 

利用シーンから選ぶ

 

日本酒の銘柄は多種多様で、使用される原料によって味わいが異なります。また、価格帯もさまざまなので、日本酒を飲むシーンに合わせて選ぶことができます。日常的に飲むなら、普通酒や本醸造酒といった食事に合わせやすく、価格帯も比較的リーズナブルな商品がおすすめです。

ホームパーティーへ参加する際の手土産としては、華やかでフルーティーな香りが特徴的な吟醸酒がぴったりです。また、瓶内で発泡しているスパークリング日本酒も楽しい席を彩るお酒として最適です。

造り手が最高の技術を集結させて造る大吟醸酒は、ラベルに使用される紙も高級で、木箱などに入っており見た目も立派です。もちろん、味わいも非常に優れており、誰でも美味しく飲めるものが多いです。

 

このように、利用シーンに応じて日本酒を選ぶのもおすすめです。

 

初心者におすすめの飲み方

日本酒には実に多種多様な飲み方が存在しています。その中でも、初心者におすすめの飲み方として以下の2点を紹介します。

 

  • 冷やして飲む(冷酒)
  • ソーダ割やスパークリングなど炭酸割りで飲む

 

冷やして飲む(冷酒)

 

日本酒を適温で冷やすと、特有のクセがおだやかになり、さっぱりとした味わいに変わります。このすっきりとした風味、爽やかな口当たり、そして後味の清々しさは、初めての方でも飲みやすさを感じることでしょう。

 

かつては冷蔵庫がない時代、「冷やす」とは室温(約20度前後)で冷やすことを指しました。このため、冷やした日本酒は「冷酒」とも呼ばれます。さらに、冷酒も温度帯によって異なる風味を楽しむことができます。

 

通常、以下のように5度単位で表現が異なります。

 

  • 雪冷え:5度
  • 花冷え:10度
  • 涼冷え:15度

 

微妙な温度の違いで日本酒の表情が変わるので、自分のお気に入りの温度帯を見つける楽しみもあります。

 

ソーダ割やスパークリングなど炭酸で飲む

近年、日本酒の醸造技術が向上する中で、新たなジャンルである「スパークリング日本酒」が登場しました。このような状況から、「日本酒をソーダ割りで楽しむ」というアプローチも注目を浴びています。

 

通常、高アルコールのウイスキーをソーダ割りにすることで、驚くほどさっぱりとした味わいに変わることはよく知られています。同じように、日本酒もソーダ割りにすることで、その飲み口が清々しく爽快感が増し、より飲みやすくなります。

 

スパークリング日本酒の特有の輝きは華やかで、特別な瞬間にもぴったりです。その爽やかな味わいと共に、後味のキレも高まり、多彩な料理とのマッチングを楽しむことができます。特に、日本酒初心者の方には、ぜひソーダ割りで新たな楽しみ方を試してみてください。

 

おすすめの長野の日本酒をご紹介

 

長野県は飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈など3,000メートルを超える山々に囲まれ、自然に恵まれた地に位置しています。山々から流れ出る雪解け水は、田んぼへと流れ込むだけでなく、日本酒の醸造にも利用される貴重な仕込み水として重要です。

 

また、低湿度と大きな昼夜の気温差といった環境は、日本酒醸造に理想的であり、長野県は多様な日本酒銘柄が根付いています。県内には驚くほど多くの酒蔵があり、その数は酒処として知られる新潟県に次ぐ全国第2位です。

 

個性的な酒米や高品質の酵母も、長野県から全国へと広がり、その魅力はますます広がっています。ぜひ、ご自身に最適な銘柄を見つけて、その多彩な日本酒文化を楽しんでみてください。

 

まとめ

ここまで日本酒初心者の為の銘柄選びとして、以下の項目に沿った内容を解説しました。

 

  • 度数
  • 特定名称
  • 味わい銘柄
  • 利用シーン
  • 飲み方

 

酒店のスタッフに、お好みの味わいや好きな銘柄の傾向を伝えるだけで、日本酒選びがスムーズに進むことでしょう。また、近いタイプの銘柄を試してみることで、自分の選択肢が広がり、日本酒選びの幅が拡がるでしょう。

 

お気に入りの銘柄を見つけて、日本酒の楽しみをさらに深めてみてください。

 

初心者から上級者まで、幅広いラインナップから長野の日本酒が選べる!

日本酒は、銘柄によって味わいや香りが異なります。そのため、日本酒選びは飲む楽しみだけでなく、選ぶ楽しみもあります。

 

しかし、日本酒の銘柄は多種多様であり、目的の銘柄が見つからないことも少なくありません。そんなときは、「NAGANOSAKE.JP」を利用してみてください。「NAGANOSAKE.JP」は、長野県内にある多くの酒蔵から厳選した日本酒を豊富に取り揃えており、自宅に配送してもらえます。長野の日本酒は、清らかな水と新鮮な米を使って造られており、高品質で美味しいものが多いです。

 

ぜひ一度、「NAGANOSAKE.JP」で長野の日本酒を試してみてください。きっとお気に入りの一本が見つかるはずです。

 

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