長野のお土産はぜひワインで!おすすめな理由といちおし商品を紹介します
長野でしか買えない?特別感のあるワインをお土産にしたい
山梨県に次いで、全国2位のワイン生産量を誇る長野県。雨量が少なく、朝晩の寒暖差が大きいことから多種多様なブドウが栽培され、古くより良質なワイン造りが行われてきました。シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローといった欧州系品種のみならず、甲州やマスカット・ベーリーA、竜眼など日本独自の品種を用いたワインも造られ、多彩な味と香りを楽しめます。さらに自然や風土など、地域の個性を生かしたワイン造りに取り組む醸造家が目立つのも特徴です。また長野県内で栽培されたブドウのみを用いるワインが多く、特別感もひとしお。旅行や帰省時のお土産にもピッタリといえるでしょう。
日本を代表する長野県産のワインの秘密
明治時代から始まったワイン醸造の技術と情熱は今に脈々と受け継がれ、県内には多種多様なワイナリーが点在。各地でこだわりのワイン造りが行われています。2013年には長野ワインのブランド化を図る「信州ワインバレー構想」 が県により策定。県内のワイン産地を桔梗ヶ原ワインバレー、日本アルプスワインバレー、千曲川ワインバレー、天竜川ワインバレー という4つに分類し、地域特性を生かしたワイン産業の振興が取り組まれています。
世界で受賞歴のあるワイン
ここでは世界の権威あるワインコンクールで受賞した長野ワインをご紹介します。プロに選ばれたワインは誰に贈っても喜ばれること間違いなしです。
【シャトーメルシャン】
<シャトー・メルシャン北信シャルドネ RGC 千曲川左岸収穫2016>
長野市などの契約栽培畑で収穫したシャルドネを使用した白ワイン。オーク樽熟成ならではの芳醇なアロマが格別です。 1984年からロンドンで行われている世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2018」で銀賞を、2000年からフランス・ボルドー地方で開催されている国際ワインコンクール「レ・シタデル・デュ・ヴァン 2018」では日本ワイン特別賞&金賞のダブル受賞に輝きました。
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【ソラリス(SOLARIS)】
<ソラリス 千曲川 ソーヴィニヨン・ブラン2021>
千曲川ワインバレーにある自社畑のソーヴィニヨン・ブランを使用した白ワインです。香りを存分に活かすため、収穫後速やかにワイナリーへ運び、房ごと搾った果汁をステンレスタンクで熟成。ソーヴィニヨン・ブランならではの爽やかな香りと酸味が楽しめます。2004年からロンドンで開催されている国際ワインコンクール「デカンター・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)」で金賞を受賞した名作です。
同ブランドの商品を見る:ソラリス
厳しい国内コンクールで受賞しているワイン
ワインコンクールや品評会は海外のみならず、日本国内でも数多く開催されています。いずれも評価基準が高いことから、受賞したワインの品質はお墨付きです。
【ミュゼドゥヴァン】
<ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー リミテッド2020>
塩尻市の自社農園で収穫されたメルローのみを用いた赤ワインです。エレガントで芳醇な果実味が特徴。「日本ワインコンクール2022」で金賞を受賞。
商品を見る:ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー リミテッド2020
【井筒ワイン】
<マスカット・ベリーA 2022>
塩尻市と松本市の自社農園などで収穫されたマスカット・ベリーAを用いた赤ワインです。豊かな果実香とふくよかなボディのバランスを楽しめる辛口のミディアムボディ。「日本ワインコンクール2022」で金賞を受賞。
【五一ワイン】
<桔梗ヶ原シャルドネ>
塩尻市桔梗ヶ原の自社農場で栽培されたシャルドネを使用した白ワインです。ステンレスタンクで低温発酵させた後に、フレンチオーク樽で熟成。パイナップルのような華やかな香りと上品な樽香が調和した1本です。「日本ワインコンクール2022」では銀賞を受賞。
【サントリー】
<塩尻マスカット・ベーリーA>
塩尻市の自社農園で育ったマスカット・ベーリーAを主体とするミディアムボディの赤ワイン。ダークラズベリーのような黒い果実の香りと、樽󠄀熟成特有の甘い香りを楽しめます。「日本ワインコンクール 2023」で金賞を受賞。
ワインが苦手な人には果実酒、シードルがおすすめ
「ワイン独特の苦味がちょっと苦手…」という人におすすめなのが、果実酒やシードル。フルーティーな甘さと香りが楽しめるので、食前酒や食後のデザート酒としてもピッタリです。
【古屋酒造店】
<プル―ンワイン>
佐久市で1891年(明治24年)から酒造りを行う老舗酒造が手がけるフルーツワインシリーズ。「プルーンワイン」は佐久地方の名産品、プルーンを贅沢に丸ごと仕込んだ1本。甘味、酸味、渋味のハーモニーが絶妙で、食前酒や食後酒にはもちろん、食事との相性も抜群です。鮮やかな天然のパープル色は涼しげで、暑い夏のランチにもピッタリ。同シリーズでは「あんずワイン」「ブルーベリーワイン」「りんごワイン」「かりんワイン」もあります。
商品を見る:プルーンワイン
【喜久水酒造】
<Kikusui Cidre Method>
飯田市で1944年(昭和19年)に創業した「喜久水酒造」のシードルです。原料に用いるリンゴは南信州で育った、ふじやシナノゴールド、紅玉、秋映、シナノスイートなどをブレンド。シャルマ方式にこだわり、密閉タンク内で二次発酵させた自然な泡のみを瓶詰めするという本格仕込みのシードルです。リンゴならではの爽やかな酸味とふくよかな甘味のバランスが見事で、すっきりした飲み心地が魅力。
商品を見る:Kikusui Cidre Method Charmat
お土産選びの参考に!【ワインの選び方】
定番から個性派まで種類豊富な長野ワイン。バリエーションが充実しているだけに「何を選んでよいか迷ってしまう…」という人も多いかもしれません。ここでは、お土産選びで押さえておきたいポイントをお伝えします。
ワインのタイプから選ぶ
まずはシンプルに赤、白、ロゼといったワインのタイプから選ぶのがよいでしょう。ワインの色はブドウの種類や醸造法によって決まります。
黒ブドウの皮を長時間発酵させた赤ワインはタンニンが抽出され、重みと渋みが際立ち、肉料理やチーズとの相性が良いです。
白ブドウや黒ブドウの果汁を発酵させた白ワインは、すっきりフルーティー。冷やすと清涼感が増し、魚料理やサラダとよく合います。
黒ブドウの皮を短時間発酵させたロゼはトロピカルフルーツのような華やかな香りと、フレッシュな味わいが特徴。甘いベリーを想わせる濃厚な果実感があり、タイ料理をはじめエスニック料理とのマリアージュが人気です。
ブドウの種類
ワインタイプを選んだら、次はブドウの品種に着目したいところ。多くのワインラベルに品種名が明記されているので、ぜひチェックしてみましょう。ここでは代表的な品種の特徴を解説します。
<白>
シャルドネ:りんごやバナナのような華やかな果実香と、ふくよかな甘みが特徴。エビやカニなどの甲殻類、クリーム系の料理とよく合います。
ソーヴィニヨン・ブラン:ハーブのような爽やかな香り。アタックが強く、生き生きとした酸味が口の中で広がります。白身魚との相性が良いです。
<赤>
カベルネ・ソーヴィニヨン:力強い甘味と酸味、コクが際立つ品種。タンニンがしっかりしているので、ジビエとのペアリングを楽しむ時にもピッタリ。
メルロー:長野を代表する品種。プラムのような甘酸っぱい香りとエレガントな口当たりが特徴。洋食から和食まで幅広い料理との相性が良いです。
【長野駅】信州くらうどで試飲&お土産選び!
長野旅の思い出に長野ワインを選ぶなら、JR長野駅直結の「お土産参道 ORAHO」の一角にあるショップ「信州くらうど」がおすすめです。広々とした売場には、県内の約15のワイナリーのワインや約80の蔵元の日本酒、地元の名産品が勢揃い。ワインは手描きのポップで紹介されているので、それぞれの特徴がわかりやすいのもうれしいポイントです。
さらに、通常の店舗では珍しい一升瓶サイズ(1800ml)のワインも並びます。実際に手に取ると、その大きさに驚くこと間違いなし! ワイン好きの友人へのサプライズプレゼントにもピッタリでしょう。
さらに立ち飲みバーも併設されていて、ワインは1杯450円から提供されています。まずバーで味わってから、気に入ったものを購入できるのも魅力。バーにはフードメニューも用意されており、「市田柿ミルフィーユとドライフルーツの盛り合わせ(450円)」をはじめ、ワインのお供に最適なアイテムも揃います。
まとめ
個性豊かなワイナリーが集積する長野県。ブドウ栽培に恵まれた環境も相まって、良質でおいしいワインが毎年造られています。県産のブドウにこだわった長野ワインは、国内外の権威あるコンクールで受賞するものも少なくなく、誰に贈っても喜ばれること間違いなし。長野旅や帰省時のお土産としてピッタリと言えるでしょう。
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