髙天酒造
諏訪の地で150年、変わらぬ酒造りで地元から愛される地酒
〒394-0022 長野県岡谷市銀座2-2-17
信州清酒を日本に知らしめた老舗酒蔵
標高759mにある長野県内最大の湖、諏訪湖。この諏訪湖を中心に、八ヶ岳、蓼科高原、霧ヶ峰高原など変化に富んだ自然環境を備えた諏訪地方にある、髙天酒造の創業は1871年(明治4年)。
創業当初から存在する建物から150年の歴史の重さを感じる、老舗酒蔵です。銘柄である「髙天」は、祖先の戒名<髙天良橋禅定門>に由来します。
昭和3年、 全国清酒品評会において長野県で初めて<名誉賞>に輝き、信州清酒の声価を高からしめ、信州が銘醸地として全国に認められる基を築きました。
創業当初から現在まで、妥協のない酒造りを続け、その歴史を守っています。
髙天酒造は、兄の高橋功さんが蔵元、妹の美絵さんが杜氏を務める、兄妹二人三脚で切り盛りしている酒蔵。
創業当時から「地元に愛される酒」をモットーに、現在は販売の9割が地元諏訪地域という徹底的に地元に根付いた酒造りをしています。
150年受け継がれるスピリットを守っていく
うちのお酒が目指しているのは、「まるくてすべらっこい酒」ですと、蔵元の高橋功さんは語ります。 「すべらっこい」とは諏訪の方言で「するすると喉を通る」こと。先代の杜氏がよい酒の事を「すべらっこいいい酒だ」と褒めていたのを聞いて、兄妹でこんな酒を醸したいと話しをしたそうです。そして、今は毎日飲んでも飽きず、「キレがあってのど越しはなめらか、後味がすっきりの酒」を目指しているのだそうです。
髙天の最大の特徴は、「キレ」。辛口タイプの酒が多いのも特徴です。冬になると諏訪地域から蔵人がやってくる形を現在もとっています。昔は、冬になると杜氏や頭など大勢やってきて酒を醸し、とても賑やかだったそうです。今は、妹さんが杜氏を務め、若い蔵人が冬になるとやってくる形となっても、その心は変わりません。
先代から脈々と受け継いできたことを変わらず、続けていく。これが、うちの強みになっていくと思うんです。飲み手の多様化により、色々なスタイルの酒蔵や酒が登場する中、うちみたいなレギュラー酒を中心としたスタンダードなスタイルはどんどん減っていっているとは思うのですが、今ではこのスタイルがむしろ個性になっていくんじゃないかと。 もちろん、近代化しなければならないところはありますが、スピリットは変わりませんと、高橋兄妹の酒造りへの強い意志を感じさせます。
“不変”を大切にいつまでも地元に愛される酒を
蔵元が兄の功さん、杜氏が妹の美絵さんという兄妹が担う酒蔵というのは、全国の酒蔵の中でも珍しいとのこと。
子どものころからずっと一緒という兄妹での酒蔵経営は、やはり補えあえる部分も多く、助けられていると言います。
創業から150年代々受け継がれてきたこの酒蔵の歴史の中で、自分たちが酒造りをできるのは20年ほどです。
この20年で自分たちができることは何なのかというのを常に考えています。
酒造りは1年に1度なのであと、20回くらい。150年の伝統を守りつつ、心血を注いで造るということに尽きます。
そして変わらず地元に根差した酒造りというのは今後も大事にしていきたいです。
地元のお土産に持って行って下さったり、SNSに商品をのせてくれたりと宣伝部長さんたちは地元にたくさんいらっしゃって、地元で愛されていることは蔵元にとってこの上ない幸せな事でとてもありがたいです。
伝統を守り、地元を愛し、自分たちの時代の酒ひとつひとつを丁寧に魂を込めて造っていく、
変わらないであることが髙天であり続けることなのです。
地元のファンを虜にし続ける酒
髙天の一番の人気商品がこの『髙天 からくち 通』です。
「まるくてすべっこい酒」の真骨頂。四季を通して、夏はひやで冬は燗でお楽しみ頂けます。地元で長年愛される看板酒です。
原料米:しらかば錦
精米歩合:65%
アルコール度数:15%
日本酒度:+5
髙天酒造のご案内
営業時間
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月~金 9:00~17:00
アクセス
電車
JR中央本線「岡谷駅」からタクシーで約7分車
長野自動車道岡谷ICから約36分
駐車場
-
なし