戸塚酒造
品質ひと筋を貫く。370年の歴史が醸す風土を生かした酒造り
〒385-0022 長野県佐久市岩村田752
宿場町の旅人を癒した、老舗酒蔵のこだわりの酒
群馬県との境に位置する佐久市。
古くは中山道と佐久甲州街道との交点であり、宿場町として発達し、岩村田藩ならびに田野口藩の陣屋町として栄えました。
豊かな水源とその昔宿場町だったという立地から、今も13蔵もの酒蔵が集まる、日本でも珍しい地域です。
徳川家の家臣として岩村田周辺の統治を任された戸塚平右衛門がこの地で始めたのが戸塚酒造。
故郷、駿河で学んだ酒造知識を生かし、どぶろく造りを始めたのが、戸塚酒造の始まりと言われています。
街道を行きかう旅人に酒を提供しながら370年、小さいながらも長野県でも3指入る長い歴史を数える老舗酒蔵です。
信州の恵まれた自然と厳しい寒さ、風土を生かし、品質ひと筋で醸した代表銘柄「寒竹」は、地元の人から長く親しまれています。
「第一にうまい酒造り」こだわりは原料の作り方からも
戸塚酒造が一貫してこだわるのが品質。
すべての日本酒商品で契約農家などで栽培された美山錦などの長野県産の酒米を使用し、醸造アルコールも米由来のアルコールを使用しています。
水は八ヶ岳山麓の伏流水を使用し、原材料も厳選したものを使用することで、品質ひと筋を守り続けています。
日本酒だけではなく、焼酎などの原材料となる、芋や麦なども自分たちで栽培、焼酎の製造過程で出た搾りかすなどは肥料として畑に使うなど、自然のサイクルに合わせることで、品質ひと筋の酒造りを実現しています。
「風土を生かし、品質にこだわり『第一にうまい酒造り』が企業方針なんです」と杜氏の西村和彦さんは話します。
田植えの時期は農家の人たちと一緒に田植えをし、秋には収穫。そうやって自分たちでその土地の自然に触れ、原料を把握することで、うまい酒をな造る源にもなっていると言います。
「同じであること」を大切に守りながら次へ挑む酒造りをしていく
また「挑戦はしていきながらも、今やっていることは変わらずやっていくことが大切」と話すのは営業の井出徳秋さん。
今まで美味しいと飲んでいただいている地元のお客様のために、同じく美味しく飲み続けていただけるお酒は変わらず真摯に造り続ける。その上で今後挑戦しようと計画しているのが『特定名称酒』のラインナップ強化。
普通酒で楽しんでいただいていたお客様に、特定名称酒の新たな寒竹をご提案するという思いはもちろん、現在は長野県以外の日本酒ファンの皆様に「戸塚酒造」「寒竹」を訴求できるような商品の開発に力を入れているのだとか。
今後誕生する新しい商品に、ぜひご期待ください。
佐久の風土を伝えたい。そんなこだわりが集約された1本
地元産の酒米や水を使い、佐久という土地の空気感や雰囲気を味わっていただける酒造りを目指し続ける戸塚酒造。
井出さんは「風土を活かすことで、毎日の食卓にこの土地の感覚をお届けできるような酒造りをいつも考えています」と続けます。
そんな戸塚酒造のこだわりが集約されているのが「寒竹 軽井沢 純米大吟醸」です。
原材料には軽井沢産の酒造好適米「山恵錦」を100%使用した大吟醸酒で、麹造りに使用する酒米も軽井沢産を使用。スッキリとした呑み口の中に、お米の旨味をしっかりと感じられる味わいが特徴です。
飲む温度で味わいが全く変わり、冷たい温度ではキリリと辛め、常温ではなめらか、お燗では甘くふっくらと。
ともに食卓へ上がる料理に合わせて飲み方を変えることで、さまざまな味わいが楽しめます。
製法名:純米大吟醸酒
原材料名:米・米麹
使用米:軽井沢産米 100%
精米歩合:49%
アルコール分:15度以上16度未満
日本酒度:+1.0
酸度:1.6
戸塚酒造のご案内
営業時間
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月~金 8:00~17:00
アクセス
電車
JR小海線「岩村田駅」から徒歩で約9分車
上信越自動車道佐久ICから約5分
駐車場
-
普通車5台