薄井商店

故郷の米と、水と、人の真心で醸す酒が地元に息づく酒蔵

〒398-0002 長野県大町市大町2512-1

信濃大町の豊かな自然を愛し、守り、地元に貢献する酒造り

北アルプスの麓、標高700m余りに位置する長野県大町市。

信濃大町の清冽な水と米を活かした地域に息づく酒を造り続けている薄井商店は、1906年(明治39年)の創業。

「水どころ」「米どころ」の大町市で「山と、水と、ともに生きる」を経営理念として、大吟醸から普通酒に至るまで地元農家との契約米を酒米とした地産地消に1990年から取り組み続け、2017年からはすべて信濃大町産の契約栽培米を原料米とした、自然と共存した酒づくりを行っています。



「塩の道」と呼ばれる千国街道沿いの中心市街地の真ん中に立地する酒蔵は、昭和40年代に清酒評論家でもあり建築家の、篠田次郎氏の設計により建築されました。

住宅の密集する中で敷地は限られる中、3階、中2階、1階、地下と立体構造の設計で、上層から原料処理→醸造→貯蔵と効率よく物量が移動できる仕組みとなっています。

とくに地下は真夏でも20℃を超えない冷涼な空間で、清酒の健全な熟成に寄与しています。



代表銘柄である白馬錦は、二代目蔵元 薄井芳介により銘峰白馬三山にちなんでつけられたもの。

地元の自然を愛し、守り、地元に貢献する酒づくりを目指して、日々取り組んでいます。

契約農家の方々と二人三脚で米作り。こだわった“地産地消”と“生産者の顔が見える酒”

薄井商店では薄井朋介さんが4代目社長、松浦宏行さんが6代目の杜氏として、すべての酒造りを担っています。

「お酒の8割以上は水なんです」と松浦さん。日本酒には欠かせない水。清冽な水源が豊富な信濃大町の中でも、薄井商店の酒は大町市東部の居谷里湿原が水源の『女清水(おんなみず)』と呼ばれる水を使用しています。数ある大町市の水源で最も水が柔らかい印象の伏流水で、代表銘柄「白馬錦」ほか薄井商店の酒造りに適しているのだそうです。

また、薄井商店が最も力を入れているのが米。20年ほど前から契約栽培に取り組んでおり、契約栽培の米を使用することで「生産者の顔が見えるお酒」を目指してきました。

契約農家の方々と使用する肥料や田植えの時期など度々研究会を開くことで親睦を深めていったという松浦さん。酒米の生産者の方々と試行錯誤を繰り返し、安定して高い状態の酒米をキープすることができるようになりました。現在では薄井商店すべての銘柄が契約栽培の米を使用しています。



地元の生産者の方々と共に作る酒。

それが「山と、水と、ともに生きる」薄井商店の目指す酒なのです。

地元に息づきながら、常に新しい酒づくりを目指していく

地元に息づいた酒造りをしている薄井商店。

杜氏の松浦宏行さんは、次のように今後の展望を話してくれました。

「酒を取り巻く生活様式・文化も変容している中、日本酒も変化していかなければなりません。商品ラインナップも常に改善しながら、飲酒のスタイルに合わせた酒造りをしていきたい。

そして、従来のやり方にこだわらない新しい酒に毎年チャレンジしていきたいと思います。その結果として、日本酒を楽しんでくれる方が増えてくれれば嬉しいです」

日本酒は、水や米、人の手など、その土地ならではの魅力が結集したもの。「白馬錦」を通して北アルプス・信濃大町を旅する気分をぜひ味わってみてください。

北アルプスの雪どけ水をイメージした薄葉商店を代表する銘酒

薄井商店を代表する銘柄「白馬錦」。

信濃大野の水と米、原材料の全てを地元の自然の恵みで醸した地産地消のまさに地元に息づいた銘酒です。





目指したのは、個性が生きる北アルプスの雪どけ水。

バナナ様の甘やかな、ほのかながら華やかな上立ち香。

シルクのようになめらかな口あたり、小気味の良い酸がすっきりとした後切れを演出する上質な味わいは、まさに別品です。



記念日にハレの日のお祝いに、食卓を彩る食中酒としておすすめの逸品です。

原料米:長野県大町市産美山錦

精米歩合:49%

薄井商店のご案内

営業時間

月~金 8:00~17:00

※土曜日の営業は酒蔵HP営業カレンダーをご覧ください。

アクセス

電車

JR大糸線信濃大町駅から徒歩12分

長野自動車道 安曇野ICから 26㎞ 30分/上信越自動車道 長野ICから 40㎞ 60分 

駐車場

普通車2台/大型車0台 ※付近にコインパーキング有

アクセスマップ

薄井商店での取り扱い商品

1 6
一覧に戻る