
男性への贈り物におすすめの「日本酒」や、失敗しない選び方を解説
男性へのプレゼントに日本酒が選ばれる理由とは?

味わいや香り、産地などバリエーションが豊かな日本酒は、お酒好きの男性の好みに合わせやすいため、プレゼントにぴったりです。自分では買うことのない少しリッチなお酒なら、より喜んでもらえるでしょう。
日本酒が男性へのプレゼントとして選ばれる理由は、次の通り。
- 高級感と確かな品質
- さまざまなジャンルの料理とペアリングできる
- 消耗品なので形に残らず気を遣わせにくい
男性へのプレゼントに日本酒が選ばれる理由について、詳しくご紹介していきます。
高級感と確かな品質
ビジネス関係の方や尊敬する方に贈るなら、日本酒はおすすめです。日本酒には高級感のある銘柄が多く、プレゼントとして喜ばれます。
例えば日本酒において高級とされる純米大吟醸は、原料と製法にこだわって造られるため他の日本酒と比較して価格が高く、贈る相手にも喜ばれるでしょう。
日本酒は木箱入りなど、見た目にもこだわった重厚感のある商品もあります。そのため特別な日やお祝いの時にふさわしい贈り物と言えるでしょう。
さまざまなジャンルの料理とペアリングができる
日本酒が贈り物としてふさわしい理由の一つに、さまざまなジャンルの料理と絶妙に調和するペアリングを楽しめる点が挙げられます。日本酒の味と香りはバリエーションが豊富なので、日本酒の種類によってはチーズやトマト、オリーブオイルなどを使った料理に合わせやすく、和食だけでなく洋食やイタリアン、家庭の料理にもマッチします。
日本酒には4つの区分けがあります。
それぞれに合わせやすい料理の一例は次の通りです。
(例)
区分け |
特徴 |
ペアリングのおすすめ料理 |
薫酒 |
フルーティーな香りが楽しめる |
白身魚やタコを使ったカルパッチョ、カプレーゼ、刺身 |
爽酒 |
キレが合って淡麗辛口 |
アクアパッツァ、シュウマイ、ロールキャベツ |
醇酒 |
濃い目の味わいでお米の旨みを感じやすい |
チーズや肉、カルボナーラ、とんかつ |
熟酒 |
しっかりとした香りと濃い味わいが堪能できる |
ナッツやチョコレート、スイーツ、豚の角煮 |
消耗品なので形に残らず気を遣わせにくい
男性への贈り物は形に残るものよりも、消耗品の方が手元に残らず気を遣わせにくく、喜んでもらえる傾向があります。特に年齢を重ねている男性は形として残るもの(例:シャツや小物など)に関しては自らこだわって選ぶことが多く、よっぽど気に入ってくれるものを贈らないと、使ってもらえるかわかりません。
男性側の視点から考えると、自身の好みに合わないものが残るよりも、気兼ねなく使える消耗品の方が受け取りやすいです。贈る側としても、消耗品ならば「プレゼントを実際に活用してくれているのか」と気にする必要がなく、負担も軽減されます。
消耗品は贈る側としても、形に残るものよりも気楽に選べるのがメリット。選ぶ際は自分では普段買わないような、少し良いものをチョイスすると喜んでもらえるでしょう。
失敗回避!日本酒選び、3つのポイント

男性への贈り物には日本酒がふさわしいとわかっても、実際に探してみると想像以上に種類が豊富なため、「何を基準に選んでいいのかわからない」という方も多いでしょう。
日本酒選びで失敗しないためにも、押さえておきたいポイントを3つピックアップしました。
好みの味わいをリサーチ
日本酒を選ぶ場合、まず最初に贈る相手の好みの味わいを事前に調査することが最も重要です。日本酒は同じ酒蔵やブランドでも味や香りが異なるため、事前に相手の好みの味わいをリサーチできれば選択肢がグッと絞られます。
(例)
- スッキリとして食事に合わせやすいお酒が好き:辛口
- デザート感覚で楽しめるお酒が好み:甘口
相手の日本酒の好みが分からない場合、相手の男性が好きな食事に合わせてお酒を選ぶことがおすすめです。近年、ウェブサイト上で日本酒の特徴や好まれる傾向、料理との相性を紹介するサイトが増えています。しっかりとリサーチを行い、贈る相手の好みに合った日本酒を選ぶことを心掛けましょう。
適したサイズを選ぶ
贈り物には720mlの日本酒がおすすめです。このサイズは小瓶よりも華やかでありながら、1升瓶よりも飲みやすく保管しやすい特長があります。お酒好きの方なら1升瓶でも喜ばれますが、普段用には大きすぎることがあります。また、ビジネスの相手に贈る際には、一升瓶は持ち帰りが難しいことから、持ち運びの手間を考慮して720mlの選択が適切です。
一方、家族への贈り物の場合は、ビジネスの相手ほど気を遣う必要はありません。家族の好みもよく知っているため、大きめのサイズを選んでも良いでしょう。
ラベルのデザイン性や付属の箱の有無も重要
日本酒の贈り物選びでは、箱やラベルのデザインも重要です。受け取る方の第一印象を考慮し、化粧箱や木箱入りの日本酒が良い印象を与えます。最近は味だけでなくラベルにもこだわった日本酒も増えており、見た目の良いラベルも日本酒選びのポイントです。見栄えの良い日本酒は飲むだけでなく、インテリアとして飾る楽しみもあります。
日本酒選びに迷ったら長野県の銘柄がおすすめ
日本酒選びに迷った際は、長野県の銘柄の日本酒がおすすめです。長野は県内に日本酒の酒蔵がおよそ80カ所もあり、その数はなんと全国2位(令和4年9月1日地点)。日本酒が盛んな地域だからこそ、贈り物にふさわしく喜んでもらえるお酒と出会うことができます。
長野県の日本酒はお酒好きの間でも品質が優れ、次のような理由から美味しいと評判。
- 雪解け水をはじめとした清らかな水が多い
- 冷涼な気候と風土により育てられた長野県産の酒米を使用
- 冬場の寒冷な気候が日本酒造りに適している
水や酒米、環境に恵まれた長野県では上質な日本酒が次々と作られ、全国新酒鑑評会においては数々の金賞を受賞(例:令和4年酒造年度では、長野県の日本酒は16点が金賞を受賞。金賞数は全国で3番目)。品質がお墨付きの長野の日本酒は、贈り物にふさわしいお酒といえます。
次に日本酒選びに迷った際にチェックして欲しい、長野県でおすすめの日本酒の銘柄を4種類ご紹介します。
御湖鶴純米辛口 火入れ/御湖鶴酒造

御湖鶴酒造の定番商品であり、なかでも贈り物としておすすめなのが『御湖鶴純米辛口 火入れ』。炊き立てのご飯を思わせるようなふっくらとした香りとともに、辛口で新鮮な味わいが楽しめる純米酒です。御湖鶴純米辛口 火入れは名前の通り、手間暇をかけて瓶燗火入れ(※1)を行ったお酒です。
箱には夫婦円満の象徴とされているつがいの鶴が描かれており、縁起の良さも感じられる日本酒です。
(※1 瓶燗火入れ:お酒を詰めた瓶を湯煎し、少しずつ水温をあげ60〜65度に熱した後に急冷却するやり方。香りや味の劣化が防げる)
神渡 純米吟醸 Pétillant/豊島屋

開けた瞬間に立ち昇る自然の炭酸ガスの泡とともに、デリシャスリンゴのような香りが楽しめるのが、豊島屋の『神渡 純米吟醸 Pétillant(※2)』。エレガントな味わいが楽しめる日本酒です。
神渡 純米吟醸 Pétillantは、日本酒を絞る際の泡を含んだピチピチのふなくち酒を非常に繊細な瓶の中に入れ、一回の火入れにより発酵の際に生じる泡を閉じ込めました。出来上がったお酒は蓋を開ければ細やかな泡とともに、フルーティーな香りとお米の鮮明な旨み、まるで絞った直後のような新鮮な味わいが魅力です。
神渡 純米吟醸 Pétillantの箱にはえんじとゴールドをあしらい、高級感を演出。男性へのプレゼントにもふさわしい一品です。
(※2:「PÉTILLANT(ぺティアン)」とはフランスにおける弱発泡性のワインを指す言葉。)
純米大吟醸 深水/伊東酒造

果実のような芳しさと上質なお米の旨み、舌触りの良さが楽しめるのが伊東酒造の『純米大吟醸 深水』。淡白な料理や素朴な味付けの料理との相性も良いため、食前酒としてだけでなく食中酒にもふさわしいお酒です。料理がもつ美味しさを引き立ててくれます。
ラベルには画家の伊東深水が伊東酒造のためだけに書いた、紅梅の絵と深水の文字を使用。他にはないオリジナリティ溢れるラベルによる、目でも楽しめるお酒を贈り物にいかがでしょうか。
信州舞姫 純米吟醸 美山錦 辛口/舞姫

長野県産の酒米である美山錦を100%使用した『信州舞姫 純米吟醸 美山錦 辛口』は、舞姫ブランド人気NO.1商品として評判の日本酒。鮮やかな赤のラベルに銀の文字が目を惹くデザインです。口に含めばふっくらとした果実系の吟醸香とともに旨みと辛味が広がり、喉越しの良さとキレのある後味、スッキリさが楽しめるのが特徴。
辛口タイプの信州舞姫 純米吟醸 美山錦 辛口は和食に加えて、肉料理や中華料理との相性もよし。長野県原産地呼称認定商品にも選ばれた経験をもつ、辛口派に喜んでもらえる日本酒です。
NAGANOSAKE.JPで心に残る贈り物を
この記事では、男性への贈り物として日本酒が選ばれる理由や選ぶ際に押さえるべきポイント、そしてプレゼントにふさわしい長野の日本酒をご紹介しました。
長野県には男性への贈り物にふさわしい日本酒が多数存在します。この記事を参考にして、贈る方が喜ぶ笑顔が浮かぶ日本酒をお選びいただければ幸いです。
他にも長野の日本酒を見てみたい方は、NAGANOSAKE.JPを訪れてみることもおすすめです。こちらでは、長野県内の選りすぐりの日本酒をはじめ、多彩な種類のお酒を取り揃えています。ぜひ一度覗いて、お好みのお酒を探してみてください。
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