シャトー・メルシャン椀子ワイナリー

日本を世界の銘醸地に

椀子:386-0407 長野県上田市長瀬146-2
桔梗が原:399-6461 長野県塩尻市大字宗賀1298-80

「適地・適品種」というコンセプトの下で管理されるヴィンヤード

メルシャンは、前身である大日本山梨葡萄酒会社としては明治時代に山梨で国産ワインの製造を開始したのが始まりです。

その後1949年にメルシャンとして世界に認められる本格ワインに挑戦すると言う形でスタートします。

過去を遡るとそれまでの日本ワインはコンコードやナイヤガラと言ったアメリカ原産のブドウを使った甘味のあるワインが主流でしたが、食事の西洋化が進むにつれヨーロッパ系品種のワインの味を見直す事となり

、日本の気象条件・土壌などブドウを育てるのに適した地域を探す中、桔梗ヶ原で1976年にメルローの栽培に挑戦したのが長野の土地でワイナリーを展開した始まりです。



自社管理畑として2003年から椀子ヴィンヤードもスタート。元々蚕の養殖用の桑畑だった土地は水はけも良く、20haを超える広い土地で標高650mの丘陵地に位置した強粘土質の土壌。その上、日当たりと昼夜の寒暖差、降水量も一般的な日本のその他の地域よりも少ない800mlとブドウを育てるのに最適な環境で、畑から醸造迄を一貫してワイン造りを行っています。

日本にも素晴らしいワインがあることを知ってもらいたい

メルシャンが目指しているのは「日本を世界の銘醸地に」。

これを実現するには、まず日本でワインとメルシャンの知名度を高める必要がありコンクールへ積極的に参加することもそうですが、ワイン造り自体を実際に知っていただけるようにヴィンヤードへ気軽に足を運んでいただける工夫をしています。

また、地元の話をすると安定的に品質の良いブドウを造れる農家さんが年々減ってきている状況もあり、契約農家などの形でブドウを作る環境も整えていかなくてはいけません。



その上で、日本が世界に認められる銘醸地になるには、シャトーメルシャンだけが世界に認められるだけでは足りません。日本のワイン業界が全体的にレベルを上げる必要があります。

国内の各地に歴史あるワイナリーがありますが、各自が点で育つのではなく地域として、海外で表現するとブルゴーニュのような環境を作りたいと思っています。



そして、日本で最もブルゴーニュを再現しているこの土地で、地元の人に地元のワインを気軽に飲める環境を作り「ワインって魅力的だね」とみんなが言える文化を育てていきます。

世界と肩を並べるワイン造り

現在までに世界的なコンクールで複数の賞を取ってきたことで世界的にも一定の評価を得られていますが、まだまだ完成系ではありません。

完成系の表現は難しいですが、一つの水準としてシャトーマルゴーが毎年生産している量は約35万本。その内、賞が取れるワインは半分から2/3と言われているそうです。

椀子ヴィンヤードで造られるワインは年間10万本で現在は5000本程度が賞を受賞しているワインです。これを5万本以上。シャトーマルゴーと同じ水準を目指すのが一つの目安です。



それは、現在畑で働いている人間だけが頑張っても辿り着けない所で、後進の育成はもちろんの事。

長野県のローカルプライドになれるよう、小学生から大学生、社会人と年代を問わず地元にこんな素晴らしい場所があると気付いてもらうためヴィンヤードに足を運びやすい施設や環境づくり。

また、環境省による30by30。2030年までに国土の30%以上を自然環境エリアとして保全する活動の中で、農業地としての登録も予定しています。



このような取り組みを通して、まずは地元の人たちから気を張らずにワインを日ごろから飲んでもらい、長野ではワインを普段から飲む文化を根付かせたい。

そして、ヴィンヤードを観て感動される方も沢山いらっしゃいますので、沢山の人に足を運んでもらい、季節毎の畑の状態や香りを感じてもらいたいと思います。

ワインは構えず飲んでください

ワインが難しいと感じるのは、テレビや雑誌で難しい表現がされているのを耳にするからではないでしょうか。

知識ではなくワインを飲む事自体を楽しんでいただきたい。



例えるならばドライブですが、車に詳しい方からエンジンの話。トルクや馬力の話を語られるよりも、単純に車に乗って景色を眺めるだけで気分が良いと思います。

そのくらい単純にワインの栓を抜いて味わいを楽しんでいただきたいです。



とは言うものの、ワインには大切な人と特別な時間を過ごす場面で飲まれることも多いお酒です。

そんな特別な時間に必ず感動していただき、記憶に残るワイン。

そして、ワインの香りを嗅げばたとえ20年後でもその時の感動を思い出していただけるようなワインを責任をもって造り続けます。

シャトー・メルシャン椀子ワイナリーのご案内

営業時間

椀子:10:00〜16:30(テイスティングカウンター L.O.16:00)

桔梗が原:12:30〜16:00

アクセス

電車

椀子:しなの鉄道 大屋駅 タクシーまたはバス約10分
桔梗が原:JP塩尻駅 徒歩約25分

椀子:東部湯の丸IC 約10分
桔梗が原:塩尻IC 約10分

アクセスマップ

シャトー・メルシャン椀子ワイナリーでの取り扱い商品

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