北安醸造

【和醸良酒】和の心は良いお酒を醸す。良いお酒は和の心を醸す

〒398-0002 長野県大町市大町 2340-1

流行りに左右されず甘口を追求

大町市街北部、その名も大黒町に七尺(2m強)にも及ぶ大黒天があります。

大正12年、これにあやかり「大國政宗(だいこくまさむね)」と銘じて清酒の製造を始めたのが北安醸造の起こりです。

後に「北安大國」と改銘。

大町市には3つの酒蔵がありますが、その中でも最も小さな酒蔵を社員全員で和をもって営んでおります。



2023年10月に創業100周年を迎えた北安醸造は、端麗辛口が主流だった時代にも流行に左右されることなく、米の旨味と甘みを感じていただける、芳醇甘口メインの日本酒を醸し続けてきました。

県内有数の米の産地である北安曇地方で、米本来の自然な甘みを感じる酒、その甘さの中にもキレのある酒を目指して酒造りを行っています。

日常的にお食事と共に楽しんでいただくために、

後を引く甘さではなく合わせる食事の味を引き立てるすっきりとした味を目指しています。

新しい技術と手間暇を惜しまない手作業を見極めながら造る

北安醸造では細かなことにも気を配り、管理しやすいように酒の種別に関わらず洗米から製麹、仕込みといった各工程をほぼ変わらない手作業で行っています。

その中でも特に力を入れているのが麹造りです。

もちろん、世の中には素晴らしい製麹装置はありますが、日々の気温・温度等を敏感に察知し、即麹造りに反映するには手作業の繊細さが必要な場合があると考えているためです。

新しい技術を取り入れて行う作業、手間暇を惜しまず蔵人の手をかけて行う作業。

皆様に美味しいお酒をお届けするために「変えてはいけないこと」、「変えなければいけないこと」を見極めながら酒造りをしています。

和を大切に醸す

北安醸造のある長野県大町市は北アルプスの麓に位置し、豊かな自然に囲まれています。

大町の宝といっても過言ではない豊かな“水”も北安醸造のお酒を作る上で欠かせないものです。



大町市を南北に分けて走る通りの、東側は女清水(おんなみず)、西側の水は男清水(おとこみず)と呼ばれ、北安醸造では標高約900mの「居谷里湿原」から湧き出る女清水を仕込みに使用しています。

女清水は含まれるカルシウムとマグネシウムがとても少ない超軟水。

軟水で造る日本酒は酵母の働きが穏やかでじっくりと発酵していくため、なめらかで芳醇な酒質になると言われています。



米どころの北安曇の地で契約栽培農家の方々や杜氏自らが愛情込めて作った酒米、大町市の清冽な湧水、そして杜氏や蔵人の技と情熱により北安醸造のお酒は造られています。



【和醸良酒】という言葉があります。

「和の心は良いお酒を醸す。良いお酒は和の心を醸す」という意味ですが、

この言葉の通り良いお酒を醸すために和の精神を忘れずに、また私共のお酒によって関わる全ての人に和がもたらされるようにと願いこれからも酒造りに励んで参ります。

ラインナップご紹介

お食事と合わせるなら…【北安大國 純米吟醸】

冷やはもちろん、芯のしっかりとした酒質で燗にもおすすめ。

どんなお食事にも合わせやすい万能酒です。

穏やかながらも品の良い吟醸香と、口いっぱいに広がる芳醇な旨味が料理を引き立てます。



贈り物には…【北安大國 純米大吟醸原酒】

北安大國の最高峰。

39%まで磨いた地元・松川村産の金紋錦を使用し、杜氏・蔵人の確かな技が醸す純米大吟醸原酒。

洋梨を思わせる華やかでみずみずしい果実香と、リンゴのような爽やかな甘み、そしてその甘みがスッと消えていくキレの良さが特徴です。

オリジナルの桐箱や高級感のあるラベルで大切な方への贈り物にもおすすめです。





米本来の旨味や風味を味わいたいなら…【北安大國 純米酒 七十】

甘みと酸味のバランスの良さ、低精白だからこそのどっしりとしたコクのある味わいが魅力。

精米歩合こそ70%ながら、お酒造りの作業自体は純米吟醸などと同様に手作業で行っております。

北安醸造のご案内

営業時間

8:00~17:00 土日休み

アクセス

電車

信濃大町駅 徒歩17分

アクセスマップ

北安醸造での取り扱い商品

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