長野のワインは世界に誇る魅力だらけ。きっとあなたもとりこに!
長野のワインとは?
明治23年(1890年)にブドウ栽培が始まり、明治30年(1897年)にワイン醸造がスタートした長野県。先人の技術と情熱は脈々と受け継がれ、現在県内には老舗から新鋭まで約70のワイナリーが集積。ワイン生産量は山梨県に次いで全国2位となっています。
各ワイナリーがこだわりのブドウ栽培と醸造で生み出すワインは極めて良質で、近年では日本だけでなく海外のワイン愛好家からも高い評価を得ています。さらに国内外の著名ワインジャーナリストが審査員を務める「日本ワインコンクール」や、 ロンドンで開催される世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」など、国際的なワインコンクールで入賞する長野ワインも目立ちます。
そんな長野ワインのブランド力を高めるべく、2013年には県が「信州ワインバレー構想」を策定。長野ワインを「NAGANO WINE」と称し、ワイン産業を盛り上げるさまざまな取り組みが行われています。
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ワインに適したブドウが育ちやすい環境
ワイン用ブドウの生産量は全国1位を誇る長野県。これには、長野県の気候や土壌がブドウ栽培に適していることが深く関係しています。
内陸性気候の長野県は昼夜で大きな温度差があるのが特徴。ブドウは夜間の気温低下により糖度が高まる性質のため、この温度差によりおいしく育ちます。
また長野県の年間日照時間は全国平均より高く、特にブドウが成長する春から秋にかけては日光がたっぷり降り注ぎます。よって甘味と酸味のバランスに優れたブドウに仕上がるのです。
さらに台風や梅雨の影響を受けにくく春から秋にかけて雨が少ないこと、水はけの良い火山灰という土壌など長野県にはブドウがおいしく育つ好条件が揃っています。
人気のおすすめワインは?
日照時間や雨量、昼夜の寒暖差など、ワイン用ブドウの生育に適している長野県。南北に長いことから、各地で標高差や温度差があり、気候や地形に合わせたブドウ栽培が行われているのが特徴です。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランなどの欧州系品種から、マスカット・ベリーA、ヤマ・ソービニオン、竜眼、甲州など日本の風土に合わせて開発された品種も多数栽培されています。それぞれのワイナリーが独自の技術でワインを醸造しており、同じ品種でも造り手によっても異なる味わいを楽しめるのも魅力です。
また全国展開する大手ワイナリーのブランドも多く、アルプスワインの「ミュゼドゥヴァン」、サッポロビールの「グランポレール」、マンズワインの「ソラリス」、サントリーの「フロムファーム」などがその代表格。いずれもその地域の風土が表現されており、飲み比べして楽しむのもまた一興です。
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入手困難な希少ワインも
国の殖産興業の一環として、明治時代から果樹栽培とワイン醸造が始まり、2000年以降の日本ワインブームを受け、多くのワイナリーが誕生した長野県。ワイン生産量は全国第2位を誇り、スーパーやデパート、コンビニなどで長野ワインを見かけることも多くなりました。
一方で、個人経営などの小規模なワイナリーは生産量が限られていることから、全国に流通せず、入手困難なワインも少なくありません。また大手メーカーが展開するワインの中には地域限定販売のものもあり、通常店舗での入手が難しいケースもあります。さらに貴腐ワインやヴィンテージワインなど希少価値が高いワインも同じく入手しづらい傾向です。
さらに近年、国際ワインコンクールで幾多の賞を受賞している長野ワインは海外のワイン愛好家からの評価が高く、人気銘柄などは販売と同時に売り切れてしまうということも珍しくありません。
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喜ばれるお土産として贈りたい!
今や日本を代表するワインの名醸地となった長野県。老舗から新鋭まで大小さまざまなワイナリーが、情熱とこだわりを持ってワイン造りを行っています。
気候や土壌などブドウ栽培に適した環境ゆえ、多種多様なブドウが生産されているのも長野県の特徴。シャルドネやピノ・ノワール、メルローといった欧州系品種だけでなく、マスカット・ベリーA、甲州、信濃リースリングなど日本独自の品種を使用したワインも数多く造られています。とりわけ、山葡萄とカベルネ・ソーヴィニヨンを交配して開発された信州生まれの「ヤマソービニオン」を用いたワインは、長野県が誇る逸品です。
清らかな環境で育ったブドウを使い、地域の風土とワイナリーの技術を凝縮したワインは、長野県ならではとっておきの味わい。長野旅行や帰省時のお土産にも最適で、誰に贈っても喜ばれること間違いなしです。
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信州ワインバレー構想とワイナリー
2000年以降の日本ワインブームも相まって、ワイナリーが続々と誕生した長野県。現在では70ものワイナリーが集積し、良質で個性あふれるワインが生み出されています。
そんな長野県のワイン産業のさらなる発展に向けて、県は2013年、「信州ワインバレー構想」を策定。国内外へその魅力を発信するべく、長野ワインを「NAGANO WINE」と称し、ブランド化を推進。さらに気候や立地に合わせて、「天竜川ワインバレー」「日本アルプスワインバレー」「千曲川ワインバレー」「桔梗ヶ原ワインバレー」の4つに区分し、ワインをテーマとした観光地域づくりに取り組んでいます。
2021年からは「GI 長野」として原産地呼称管理制度をスタート。長野県ならではの味とクオリティを確立し、一定の生産基準を満たす「GI長野」に認定されたワインは紺色または赤色のシールが貼付され、さらに優れたものには「GI長野プレミアム」を示す金色のシールが貼付されます。ワイン選びのひとつの指標となると、各方面から注目を集めます。
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イベントもたくさん!ワインでまちおこし
県主導の「信州ワインバレー構想」や地理的表示「GI長野」の導入など、年々盛り上がりを増している長野ワイン。そんな長野ワインをテーマとしたフェスやイベントも県内各地で開催。ここでは代表的なものをご紹介します。
<GI長野ワインフェス>
2014年からスタートした、ホテルで実施されるワインフェス。「GI長野ワイン」を有するワイナリーなど約32軒が参加し、約100種のワインと地元人気店による料理が提供されます。
<ワイン&シードルガーデンin長野>
長野ワインとシードルの魅力を伝える屋外フェス。約27軒のワイナリーやシードル醸造所が出店。約150銘柄を地域のグルメとともに楽しめます。地元アーティストによる生演奏も実施。
<長野電鉄 北信濃ワインバレー列車>
長野電鉄の観光列車「特急ゆけむり〜のんびり号〜」(2023年)で、ワインとお弁当を味わいながら約80分の列車旅を楽しむイベント。乗車中は北信濃産の6~8種のワインが飲み放題で味わえます。土、日、祝日に開催。
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まとめ
明治30年(1897年)にワイン醸造が始まり、120年以上良質なワインが生み出されている長野県。先人のワイン造りへの情熱は脈々と受け継がれ、国内外のコンクールで受賞する銘柄も増えています。さらに4つのワインバレーの形成により、気候や風土を表現した個性派ワインも続々と登場。
長野ワインは造り手の想いやストーリーが込められているのもまた魅力です。舌だけではなく心まで癒してくれるワインを味わえば、きっと誰しも笑顔になれることでしょう。
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