長野の地酒は何を買えばいいの?と迷う方へ"長野でしか買えない日本酒"など味わい別にご紹介
長野県の日本酒がおいしい理由
まずは、長野県の日本酒が美味しい理由について、4つの観点から詳しく説明します。
1.清らかな水
長野県は周囲を高い山々に囲まれた山岳地帯で、雪解け水が伏流水として豊富かつ清らかに供給されています。この豊かな水が長野県の日本酒造りに大きく貢献しており、美味しい日本酒が造られている要因と言えます。
2.高品質なお米
湿度が低く夏は昼夜の気温差がある長野県は、米作りに適した地域。
- 美山錦
- ひとごこち
- 金紋錦
上記のような日本酒の原料となる高品質な酒米が数多く栽培されており、これらを利用することで、日本酒は味わいが格段に向上します。
3.寒冷な気候
長野県の冬における寒冷さは、上質な日本酒を造るのに適した気候条件。寒冷な気候のおかげで野生の菌や雑菌の繁殖が抑えられ、そのうえ発酵や熟成におけるプロセスを安定させます。発酵の熱を抑えてくれる寒冷な気候により、長野の日本酒は繊細かつバランスが取れた味わいになります。
4.伝統と技術
長野県は歴史のある酒蔵が数多く存在し、酒蔵の数は全国2位を誇っています。これらの酒蔵は、代々受け継がれる伝統的な技術と情熱によって酒造りを行っており、さらに一部の酒蔵では新しい技術も取り入れながら、優れた品質の日本酒が次々と創り出されています。
「軽くてなめらか」タイプの日本酒
軽くてなめらかな日本酒とは、いわばあっさりとしていて口当たりが軽く、スッキリとした飲みやすいお酒を指します。ここからは、軽くてなめらかタイプのおすすめ日本酒を7種類ご紹介します。
真澄 特撰/宮坂醸造
程よい甘みとお酒の膨らみ、透明感とともに軽やかさが楽しめ、日常酒ながらもリッチな味わいが魅力です。真澄 特撰は、世界最大級の規模を誇る国際的コンテストであるIWC(インターナショナルワインチャレンジ)において、2008年にSAKE部門/本醸造酒の部で金賞を受賞しました。口当たりの良い酸味が楽しめ、後になると感じるドライな印象に加えキレのある余韻が後を引きます。
冷やしても温めても美味しく飲める真澄 特撰は、贅沢な味わいながらもお求めやすい価格が嬉しい日本酒です。
信州亀齢 純米 ひとごこち/岡崎酒造
軽やかな飲み口であり、ほのかな香りに心ほぐれる辛口純米酒です。その風味に特有の個性がなく清らかな味わいは、肉料理や濃厚な味わいの料理とも相性抜群です。
酸味や旨み、キレのバランスが優れた信州亀齢 純米 ひとごこちは、冷やからぬる燗までお好きな飲み方で楽しめる日本酒です。季節に合わせてお酒の飲み方を変え、味わいの変化を楽しむのも良いでしょう。
信州亀齢の日本酒は正規特約店から特約店のみで購入できます。一部商品に関しては、岡崎酒造のある上田市のお店でも購入が可能な、長野でしか買えないお酒です。
大雪渓 上撰/大雪渓酒造
大雪渓酒造が手掛ける大雪渓のなかでも、定番かつ人気の日本酒。世界最大級の酒類コンクールであるIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2015の「SAKE部門・普通酒の部」にて、ゴールドメダルを受賞しています。
地元のみならず世界でも認められた大雪渓 上撰は、淡麗・辛口でスッキリとした味わいが楽しめるお酒。冷やから熱燗まで楽しめますが、お燗にすることで旨さがグンと際立ちます。
太一/酒ぬの屋本金酒造
酒ぬの屋本金酒造は小さな酒蔵で、ごくわずかな日本酒を醸しています。一番の人気商品である『太一』は、50年を超えて酒ぬの屋本金酒造を支えた杜氏である北原太一氏の名前を付けた日本酒です。
太一は爽快な辛口の酒質でありながらも、喉越しはマイルド。柔らかな香りと飲み飽きない味に、ついついお酒が進みます。太一はキンキンに冷やして飲むのもおすすめ。
北安大國 純米吟醸/北安醸造
北安醸造が生み出した『北安大國 純米吟醸』は、キレの良い純米大吟醸の魅力はそのまま。さらに爽快な飲み口と、穏やかでエレガントな吟醸香が楽しめる日本酒です。
口の中で広がるお米の上品で豊かな旨みは、料理と合わせることでそれぞれの味わいをより引き立てます。北安大國 純米吟醸は常温や冷や以外にも、お燗にしてもおいしく飲むことができます。
酔園 幻の酒ブルー/EH酒造
EH酒造が手掛ける『酔園 幻の酒ブルー』は、鮮やかなブルーのボトルが目を惹く長野の日本酒。信州安曇野が育んだ酒米である「ひとごこち」によるお米の旨みとともに、爽快な飲み口が特徴です。
酔園 幻の酒ブルーは口当たりが良くスッキリとした味わいのため飲みやすく、日本酒初心者の方や女性にもおすすめ。涼しげなブルーのボトルは贈り物としても喜ばれます。
大信州 純米大吟醸 極/大信州酒造
全量長野県産である酒米の「金紋錦」を、49%まで精米し作り上げたのが『大信州 純米大吟醸 極』。長野県品評会や関東信越国税国鑑評会などにて数々の賞を受賞した経験を持つ、大信州酒造の純米大吟醸酒です。
大信州 純米大吟醸 極は純米大吟醸ならではの磨き上げられた味わいと合わせて、デリシャスリンゴを彷彿とさせる果実香が特徴のこだわりの日本酒。
「フルーティー」タイプの日本酒
「フルーティー」タイプの日本酒は、フルーツのような甘い香りや軽やかな風味を楽しむことができます。他と比べて飲みやすいため、クセのあるアルコールが苦手な方や日本酒初心者に喜ばれるお酒。ここではフルーティ―な味わいが特徴の日本酒をご紹介します。
岩波 美禄 純米大吟醸/岩波酒造
岩波酒造が造った『岩波 美禄 純米大吟醸』は、アミノ酸由来のくっきりとした旨みとシャープなキレ、軽やかなマスカットのような香りが楽しめる酒質を目指して作られた日本酒です。品質に極限までこだわり、無濾過・一回火入れ・出荷までの間は冷温貯蔵を徹底しています。
岩波 美禄 純米大吟醸は酒米として名高い兵庫県産の「山田錦」を49%まで精米し、低温にてじっくり仕込んで発酵。芳醇でまろやかな口当たりの日本酒です。
秀峰喜久盛 純米大吟醸/信州銘醸
信州銘醸が手掛けた日本酒が、『秀峰喜久盛 純米大吟醸』。低温長期発酵による芳しい香りとバランスが取れた味わいは、厚みがありながらも重々しさがなく、サラリとした口当たりの日本酒です。
秀峰喜久盛 純米大吟醸は山田錦を35%まで精米。口の中にスーッと入っていた後にお米ならではの芳醇さが楽しめ、飲む人の心を豊かにしてくれる日本酒です。
五岳純米大吟醸/今井酒造店
今井酒造店の『五岳純米大吟醸』は、「幻の酒米」と言われている長野県木島平村産の「金紋錦」を39%に精米し、丹念に醸した日本酒。
華々しくフルーティーな香りに加え、他重奏な旨みと口の中で広がっていく柔らかな味わい、口当たりの良い甘みが楽しめます。
複雑ながらもバランスに優れた純米大吟醸は、少し贅沢をしたいときの食中酒として味わうのもおすすめです。
麗人 純米大吟醸 夢雫/麗人酒造
麗人酒造の蔵人が全ての力を注いで丁寧に醸した純米大吟醸。原材料としては酒造好適米の中でもトップといわれる、兵庫県産の「山田錦」を39%まで磨いてお酒に使用しました。
圧搾機を使わずもろみを袋につるす「袋吊り」という手法により、一滴ずつ自然に落ちていった雫を集めた日本酒です。
手間暇かけて造られたお酒はとても柔らかな味わいで、華々しい香りとともにお米が持つ本来の旨みが調和しています。辛味の後に甘みが楽しめ、一口毎に異なる味の感動をお楽しみいただけるでしょう。
純米吟醸 深山桜/古屋酒造店
古屋酒造店が生み出した『純米吟醸 深山桜』は、心地良いフルーティーな香りと上質なコク、なめらかな舌触りが楽しめるお酒。長野県原産地呼称管理委員会の認定品でもあります。
長野県産の酒米である「ひとごこち」を100%使った純米吟醸 深山桜は、口に含んだ瞬間に駆け巡る、甘みと酸味のバランスが優れた日本酒。冷や、または常温もおいしいですが、ぬる燗にして食事と合わせるとお互いの味わいがより際立ちます。
七笑 純米吟醸/七笑酒造
長野県産の酒米である「美山錦」を磨き抜き、美山錦の旨みとコク、果実を思わせる香りとの優れたバランスが口の中に広がっていくのが、七笑酒造の『七笑 純米吟醸』。
コクがありながらも濃い旨みが楽しめる七笑 純米吟醸は、複数のフルーツの香りや、口当たりが良く爽快な甘み、さっぱりとした酸味など味わうことができます。複雑ながらもバランスの取れた一体感があります。
七笑 純米吟醸はIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2023におけるSAKE部門の純米吟醸の部にて、SILVERを受賞しました。
「コクのある」タイプの日本酒
コクのある日本酒とは、お米の旨みや落ち着いた味、調和した豊富な味わいが楽しめるタイプのお酒。種類としては純米酒や生酛、本醸造酒などが当てはまり、他のタイプと比べて日本酒らしい味わいが満喫できます。
菊秀 純米酒/橘倉酒造
元来の日本酒のおいしさを追求し、お米の個性や旨みを引き出したのが橘倉酒造の『菊秀 純米酒』。
長野県産の酒米である「美山錦」を100%と、橘倉酒造の敷地内を流れる良質な軟水を使うことで、お米の柔らかな旨みとちょうど良い酸味のバランスが楽しめます。
菊秀 純米酒は雑味がない軽めのコクが味わえつつ、キレのある辛口さが味わえて飲みやすい日本酒です。
純米酒生酛造り㋣/黒澤酒造
アルコール度数が13%とライトながらも、コクとキレの良い酸味、深みのある味わいが楽しめる日本酒が黒澤酒造の『純米酒生酛造り㋣』。純米酒生酛造り㋣は一般的な「速醸法」と呼ばれる製法と比較して、倍ほどの時間と手間をかけて造られました。
伝統製法生酛造りの純米酒は力強く、酒蔵自慢の逸品です。飲んだ瞬間に広がる他では味わえない酸味と米の旨みや甘み、軽やかでありながらもふっくらとした味わいが特徴。
純米酒生酛造り㋣は2021KuraMaster GLODを受賞しています。
長野の地酒はワインやビールもおすすめ
長野県は日本酒だけでなく、ワインやビールの生産も盛んな地域。その理由は、ワインやビール造りに長野の環境が適しており、ワイナリーやブルワリーが県内に数多く存在しているからです。
長野県はぶどう栽培にも適した環境で、日本一のワイン用ぶどう生産量を誇ります。県内には多数のワイナリーがあり、その取り組みにより長野は国内のワイン業界で注目を浴びる産地となりました。また、個性的なブルワリーも豊富で、ホップの栽培に適した環境からクラフトビールの生産も盛んです。ヤッホーブルーイングなど全国的に知られるブルワリーも存在し、長野県のビール業界は活気にあふれています。
日本酒だけでなく、長野県の地酒としてワインやビールも楽しんでみてはいかがでしょうか。
<捕捉:「地酒」とは?>
「地酒」は一般的には日本酒を指しますが、特定の地で生まれたお酒という意味もあります。そのため日本酒に限らず、ワインやウイスキー、ビールといったお酒も「地酒」に含まれます。
今回は長野でしか買えないお酒を中心にご紹介しました。多彩なラインアップのなかから、お好みの日本酒を見つける楽しみが広がったのではないでしょうか。
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